JRPGアレルギー克服の為

 と、いう訳でもないが円卓の生徒(360版)をチマチマやってたりします。どんなゲームかといえば、一言でくくるとWizardly系列……っていうと原理主義者に怒られるので、濫立しているWizクローン*1の一種といえば良いのだろうか。とはいえ、Wizの銘を冠していないので素直に3DダンジョンRPG*2にしておこう。

 元々はPC版で細かい追加と初期バージョンのバグを除いた状態で360へ移植したらしいが、何故360かと少し考えたが、Windows版という事もあり360への移植が楽だった事もそうだが、他機種は競合タイトル*3が多いので避けたという予測は出来た。まぁ、飽くまでも予測である。

 製作にエクスシリーズに関わったスタッフもいるだけにエクス寄りかと思いきや、絆によるユニオンスキルとかはBUSINの要素が強い。プレイヤーキャラは魔王に敗北した円卓の騎士の転生体という設定で、クラスは固定されている。他のメンバーにしてもゲーム進行時に増える仲間がおり、クラスもほぼ固定されている。と、いったように名前、種族、クラスとゼロから仕上げるキャラメイクの概念を完全に廃している。そういった意味でもWizクローンとはちょっと違うのかもしれない。

 前置き超長くなったが、物語は簡潔に述べると、魔王に負けて死んだ円卓の騎士の転生体が仲間を集めてリベンジを挑むRPG。先代が封印して後代に丸投げする流れはよくあるものの、先代(?)が負けるというパターンはあんまり聞かない。ゲームとしてはオートマッピング完備、ミニマップ常備*4、ダンジョンから出た時点でHPMP全回復で状態異常も治る等、Wizライクな3DダンジョンRPGとしての敷居はかなり低めに設定されているので、通常モードやベテランでやっている内は難易度で困る事は無いらしい。

 6/19現在で未プレイだが、MASTERモードになると難易度が跳ね上がり、本気で殺しに掛かってくるそうなので、ぬるま湯がお嫌いなヘビーゲーマーも安心……だと思う。今流行りの長ったらしいムービーもなければ、声優によるメッセージ朗読も無い、ストーリーがガラリと変わるような選択肢も無いので基本も応用も一本道、現代のJRPGに馴染んでいる人には味気なく感じるかも知れないが、偶にはこんなアッサリ風味のRPGもそれはそれで良いのではないだろうか。ストーリーも取り敢えず魔王を殺れ!と非常に分かり易いしw

 余談だが構想10年制作費50億……との事らしいが、一体どこにそんな金掛けたんだろう?

*1:Wiz1〜5をベースにしてタイトルや背景を変えた和製Wizをそう呼称する……らしい。無論Sir-Techはノータッチ……タッチしようにも既に解散してるし。アスキー系のWiz外伝シリーズ、スターフィッシュ系のWizエンパイアシリーズ、BUSINシリーズ、エクスシリーズ等がそれに当たるのだろうか

*2:更に掘り下げたらエルミナージュシリーズ、世界樹の迷宮シリーズ、ほぼエクスをパクった上にバグの多さと続編とは名ばかりの焼き直しで地雷として名を馳せている剣と魔法と学園モノ(公式略称ととモノ。)シリーズなど言い出したらきりが無い

*3:DSには世界樹の迷宮PSPにはととモノ。とエルミナージュPS3にはウィザードリィルネサンスと何故かととモノ。他にもあれこれあるのだろうが、取り敢えずパッと挙げれば大体1タイトルは競合タイトルが存在する。Wiiは?って言うなw

*4:場所によっては映らなくなるがアイテムで解消可能