それでも私は生きるのだよ

 四月も中旬だというのに少々肌寒い…どころか寒い。

 「若者のTV離れ」というフレーズをよく見聞するようになった。かく言う私も近年のTV離れは致命的なところまで来ていたりする。まぁ……若者では無いがな。一昔前には「○時から観たい番組あるから帰らんと…」とか、よく言ってた様な気がするのだが、現在では部屋のTVに火が灯るのは週に何回だろう……というレベルである。

 TVに向かう時間が致命的に無い訳でも無いが、結局観たい番組が無いというところに尽きる。ニュース番組を観るときもあるが「webでニュースサイト巡れば良いや」という意識が強いので、余計に頻度が減った。

 流行のドラマとやらもほぼスルー、最近のアニメは早朝だったり深夜だったりするケースが多い*1ので寝てるし起きれない。たまにNHKで観たいと思う番組があっても、私の家はどうもNHKに関しては地上デジタルのデータの受信状態が良くないのか、そもそも観れないときがある。別にこの世からTVが消えても生きていられる気がしてならない。

 話題の為に大して面白くも無いドラマ観るのも、カラオケの持ちネタの為に差して興味も無い流行歌を無理して聴くのも嫌でたまらない人であり、そんなんだからモテない……いや、TV観たり流行歌聴く程度でモテるのならば、世の中もっとお気楽極楽であろうが、私が世間ズレしている事は避けようの無い事実である。

 TVだけに限らず、世間は決まって「若者の○○離れ」という言葉で括りたがる節はある。離れられてしまうという事は、結局繋ぎ止める努力をしていないだけであり、持て囃されたアノ頃を妄想するに終始しただけである。これだけ娯楽や嗜好品に溢れ返った御時世なのだから、各々好きな物を選択するのは至極当然である。TV文化がいきなり消えるというのは俄かに考え難いが、もしもこの先TVが世間にとって不要になってしまうのならば、それもまた世の流れなのだろう。栄枯盛衰とは昔の人は良い事言った。


それでも大画面液晶TVに無意味に憧れる今日の一言
「高速料金タダとは程遠い結果ですが今どんな気持ち?」やるやる詐欺とは誰が言ったか知らんが巧い事言いやがる

*1:それでなくとも広島という地はアニメ系にスルーされるんだけどな