コケてもまた立ち上がれば良い

 ショーン・ホワイトの神っぷりのお陰でメダルに届かなかった傾奇者の存在が掠れてしまった今日この頃、如何御過ごしであろうか。まぁ……実際観た訳じゃ無いんですけどね。何処を見ても次元が違うとか書かれているから、ホントに天と地程の差があったのだろう。正に独壇場って奴だったんでしょうな。

 これでメダル圏内まで行けたら世間の評価もまた違ったものになったんだろうが、やはり世界の壁は高く厚く堅いらしい。入賞したじゃん、という評価も出来るが……これは考え方が「出場する事に意義がある」か「メダル獲ってなんぼ」かで評価の仕方は大きく変わる。世間的(マスコミ的?)にもどっちかといえば後者の風潮が強い訳で。私もどっちかといえば後者な考え方であり、結果を知って「傾いた割にはそんなものか」というのが正直なところである。

 服装やら態度はどうあれ、年齢的にも全然やれるだろうし次は巧くやれ……と言いたいが、果たして世間(マスコミ)がそうさせてくれるかどうか。面白おかしく報道してるつもりなんだろうけど、結果として選手を潰してしまっている感もある。むしろ報道機関によっては割と本気で潰しにかかってる風に見えるから余計に性質が悪い。良くも悪くもハーフパイプの存在を国内に認知させた逸材(?)なだけに、だらしないという理由だけで潰してしまうのは勿体無い。

 擁護したり批判したりとイマイチ一貫性に欠くが、たかがズボンが下がってるくらいでそこまでピリピリしなくても良いと思う……だらしないとは思ったけどね。会見での「チッうるせーな」はちょっとフォロー出来んけどな。何にせよ、済んでしまった事をいつまでもネチネチと追求していては器が知れてしまう。ズボンが下がっているならコーチが上げてやれば良いじゃないか(海外メディアの反応はこんなんだったらしいですw)。


世の中少しくらい傾奇者がいないと面白味に欠く今日の一言
「正真正銘、水主死す」ご冥福をお祈りいたします