今日のネタ


 ここ近年ネコも杓子もメジャーという流れから、カムバックサーモンと言わんばかりに日本での余生を選ぶ選手が続出してるように感じる。メジャーでそれなりの経験をしてるのだから、国に戻っても需要があるだろうという目算もあるんでしょうね。プロスポーツの選手は普通に働く人に比べて寿命は早いので、手堅く稼げるだけ稼いでおくというのは大切な事だと思う。夢や理想を抱く事は良い事だが、悲しいかなそれだけでは生きていけない世の中ですけぇ。

 国内の選手流出は未だ止まった訳でもなく、むしろ日本のプロに見向きもしないで最初からメジャーという人もチラホラ現れていますし。メジャーへのボーダーも年々低くなっているみたいで「え?お前がか?」みたいな選手もメジャーで頑張っていますが、大抵鳴かず飛ばずな状態のようですな。それでもいつかはメジャーヘ……という野心を抱かせるのは、協会や球団への不満や不信が拭えない事の証なのだろう……貰える額が劇的に変わる事も大きいってのもあるが。

 とはいえ、それを前提にしている訳ではないのだろうが、向こうで荒稼ぎして潮時と感じたら日本に戻るというスタイルは、何となく釈然としないものを感じます。ファンを捨てるとか、散々世話になった球団や協会を袖にするとかのメンタリティな部分も色々ありますが、それをビジネスライクにぶった斬りにして渡米する以上は向こうに骨を埋めるくらいの覚悟と心意気があっても良いと思う。何となくそういうのを節操が無いように感じてしまう私はきっと性根が腐っているからに違いない。

 尤もイチローのように、今尚結果を残し続けている選手の方がむしろ稀有なのかも知れないが。そもそも需要あってこその出戻りな訳だし、周囲の批判をブッチしてゴリ押しでメジャー行ったは良いけど、通用せず帰るに帰れないという人もまたいるんでしょうけどね。良いじゃない出戻りでも。需要がある内に蓄えるのも大切な事なんだから。


人としてか選手としてかの板挟みな今日の一言
「需要がある事と居場所の有無はまた別問題らしい」良い感じに選手が育ったのに今更戻られても……か?