俺とFF 1〜4

 DISSIDIA FINAL FANTASYをやっていて、ふと初代からのFFを振り返ってみた。まぁそれをただダラダラとブログに綴るだけなのだが。1〜6は何度もリメイクされているので、今の世代の人達も知っているかもしれないが、基本的に懐古乙な内容になるので、興味ナシな人はスルーの方向で。


ここから先は懐古専用な今日の一言
「謝るのが嫌だから会見はしないそうです」奴等はきっと謝罪という漢字は書けないに違いない



FINAL FANTASY

 初代。DQファミコンRPGを席巻する中、現在のメジャーっぷりからは想像も出来ないほどひっそりと登場。幼き頃からゲーム好きだった私は、箱の絵からゲーム内容が全く想像が付かない外観に惹かれるように購入………ていうのは嘘である。いや、昔の事なので思い出せないが、多分やるゲームに飢えて適当に手を取ったか、情報も無い状態でゲームを買うという一種のギャンブルに走っただけだろう。

 当時のDQは真っ黒な画面に敵が表示され、画面下にメッセージボックスが表示されているだけの簡素な作りであった。呪文等のエフェクトも画面全体が光るだけという現代で同じ仕様でゲーム化すれば、ネタと分かって貰えない限り総スカンものであろう。それに対してFFは後ろにフィールドに応じた背景があり、プレイヤキャラが表示されており、攻撃すれば剣を振り、魔法を使えばいかにも魔法使ったようなエフェクトもあった。

 無論、昔のゲームの演出なのでたかが知れている。ハード性能の向上などに伴い、現代ではあって当然のエフェクト(しかもド派手)ではあるが、当時は感動すらしたものである。飛空挺の移動スピードは当時本当に度肝を抜かれたものである。あれを知ったら鳥とか気球とかに戻れませんて。

 余談だが、マトーヤの洞窟でほうきが教えてくれる秘密の魔法の真相を知ったのは二周目だったりする(「とくれせんたぼーび」って奴な)。そして現代の若者達はサンダー系の最上位がサンガーだった事を知るまいw


FINAL FANTASY 2

 初代と出会う事により完全にFF派に鞍替えした私は当然2も購入した。が、幼い私には熟練度というシステムは若干早過ぎたのかもしれない。どんなに攻撃力が高い武器を装備したところで、その武器の熟練度が低いとロクにダメージが与えられないのだ。まぁ……素人と達人が剣振り回せばどっちが強いかなんて一目瞭然なのだから当然といえば当然なのだが。

 レベルという概念が存在しないので、他のステータスを上昇させるにも戦闘中にそれに準じた行動を取らなければならない。力を上げるなら攻撃しまくる。知力を上げるなら魔法使いまくるとかな。そしてHPを上げるにはダメージを受けなければならない。ただし受けすぎて死亡した状態で戦闘終了すると無論上がらないけどな。

 まぁこれだけ言えば敵の攻撃受けまくらなければならないダルいマゾゲーだと思われるかも知れないが、2から採用されたパーティアタックというものがある。本来は眠ったり混乱したりしたキャラを殴って回復させる為のものだったのだろうが、味方の攻撃で被ったダメージでもHPが上昇する。そう、HPを上げる近道はダメージを殆ど負わない雑魚との戦闘で延々と味方同士で殴り合いを繰り返すという、どの道マゾゲーっぷりなのである。マゾゲーという言葉自体が現代のゲーマー用語なのだが、スクウェアはこの頃からマゾゲーの存在を予見してたのであろうか………。

 そうでもしてまでHPを上げないと後が辛いのですよ。後半から終盤にかけて4ケタ台のダメージが平気で飛び交うから、HP上げをサボっていると非常にしんどい。パンデモニウムにいるクアールとかいう雑魚に至っては攻撃自体にデス効果があるのか、1ケタダメの後理不尽に死ぬるのを鮮明に覚えている。何時間もHP上げに費やしてHPがバグる(9999超えると表示が変になる)まで上げて、最終的に何ぼになったのか分からないほど上げたが、やっぱしクアールには一撃であの世行きな訳で。

 私にとっての2はマゾゲーとしての印象しかない。あとはミンウが報われなさ杉………ウボァー!!


FINAL FANTASY 3

 FF屈指の神ゲーとして名高い3。DS版の事は………悪い夢だったんだよ。という程酷いとは思わなかったが、オーディン斬鉄剣のエフェクトを見て酷く落胆したのは記憶に新しい。後2回攻撃はやっぱしズルイです……WiFi使って手紙のやりとりしないと手に入らない最強武器とか。

 シナリオ、システム、戦闘のテンポ、どれを取っても秀逸なゲームではあったが、各所で叩かれている事としてラストダンジョンの異様なまでの長さがネックといえばネック。ラスボスまでは一直線だけど、そのまま一直線は死亡ルートなので、あれこれ回り道しないといけないのだが、それが壮絶なまでに長い。当時のうろ覚えだと2時間くらいはかかったような気がする。まぁ……そのくらい長い。

 当然ながら昔のゲームなのでセーブポイントとか甘ったれた救済措置など一切無い。クリスタルタワーからラストまで一直線である。無論、全滅などしようものならクリスタルタワーの1Fからやり直しである。DS版でも忠実に再現されていた事だけはある意味評価できる(中断セーブはあるけどな)。

 印象的だった事としては、飛空挺ノーチラスの歩行の8倍という制御不能気味なスピードと、イベントアイテムの牙を持たずに石像に接近すると強制ゲームオーバーという問答無用っぷりが愉快であった。


FINAL FANTASY 4

 SFC初のFFにして、3と肩を並べる神ゲー……だと私は思っている。カインの裏切りっぷりとか、セシルローザのいちゃつきっぷりとか。DSにも移植されたようだが、評価は………どうやらお察し下さいという事らしい。

 色々言っているものの、シナリオは歴代FFでも一番好きかも知れない。暗黒剣士からパラディンにクラスチェンジする下りとか結構感動したものである。試練の山のBGMとか今でも好きである。ていうか、FF4のBGMは全般的に好きである。

 ラスボスの強さもデタラメな強さでもなく、かといって適当にレベル上げとけば余裕という訳でもない、良い具合の強さだった。取り敢えずリディアが常に瀕死。60まで上げてもビックバン一発で瀕死。あとカインのジャンプのタイミング間違うと着地直後に死亡確定。

 ゲームバランスが保たれていた最後の作品かもしれない。何がそうかと言うのかは後述(予定)参照。