下に参ります

子どもの数が27年連続減少、過去最少を更新・総務省調査


 と、たまには社会的な話題も出しておかないとアホの子と思われてしまうので、少々重たい話題を。あんまり無理して深く突っ込もうとすると、それはそれでアホを晒すだけなので、軽く触れる程度で……どっちやねん。

 とはいったものの、そんなに大仰に記事にしなくても少子高齢化というワードはTVを観ていれば何度かは耳にする事であろう。その度政府は何とかするみたいな事を言うが、未だに何ともなっていない状況を見るに、結局は何もしていないに等しい現状だけは横たわったままである。あらゆる面で貧乏人に冷たい現代において、子供を産む為の活動は可能であっても、子供を産むという事そのものとなると難易度が跳ね上がる。出産に至るまでの医療費、それを受け入れる環境が整わない社会、頼るべきはずの産婦人科医の減少や廃業、そして出産に至るまでの医療費だ………同じ事を二度続けた事に関しては何も考えてませんでした。すいませんでした。

 そして産んだ後もそれ以上のお金が必要になる。無論、親は家庭を支えるという大儀の下に働いている……はずなので、当然といえば当然なのだが、悲しいかな給料から差っ引かれていくものは養育費だけではないのである。夫一人の稼ぎでは心許無いので結局妻も働きに出ざるを得ないというのが現実なのだが、産休制度というものが会社的にあっても、その会社の中の人間が産休というものを快く受け入れているとは限らない。

 ついで言うと、現代社会自体が産めよ増やせよというムードじゃないように感じる。女性の自立による晩婚化もそうだし、結婚しても子育てが面倒、まだ遊んでいたいという人間的に未熟な理由もあるだろう。いざ産まれたとしても、泣き声が煩いからと虐待の末に死に至らしめてしまう悲劇もある。個人主義といえは聞こえは良いが、結局は自分以外はどうでも良いと口憚らないような大の大人に子を儲ける資格などあるかどうかも怪しい。前述している通り、経済的にどうしても子供を作る事に踏み込めなかったり、身体的な事情もあるかも知れんのですけどね。

 色々偉ぶって綴ってみたが、所詮独身の私が何言ったところで戯言の域を越えることは無い。敢えて月並みにまとめるとすれば、ここに至るまで先送りして何ら対策を取ろうとしなかった政府に問題がある。とか言っても無駄遣いを止める気は更々無いみたいだし、この問題に関しても「どうせその頃にはワシ等死んでるから関係無いしぃ〜」とか思ってるんかも知れませんな。


愛だけでこの寒い時代を生きるのは難しい今日の一言
「地獄の沙汰も銭次第とはよく言ったものだ」愛も銭が無いと維持するのは難しいのですよ……寒い時代だとは思わんか?