鉛の弾丸をブチ込めない

 世の中、主義・思想・嗜好は星の数ほどある訳だが、その数多の中のたった一つに過ぎないモノとしてロリータファッションとか言われているジャンルがある。とか綴ってる本人もイマイチ理解していないジャンルなのだが、まぁ……あれだ、いい歳したオナゴがやたらとフリフリが付いたいつの時代の少女趣味だか判ったもんじゃない服装ですわ。色々派生するらしいが、取り敢えず私はゴスロリしか知らんけど。

 そのゴスロリにしたって、正式名称がゴシックアンドロリータだと知ったのは約半年前くらいな訳であり、とかあんまり難しい事考えないで何が言いたいかと言えば、似合わない人が着ると精神的ブラクラなのはコスプレと変わらないという事を主張してみたかった。当人がどういった意図で着ているのかは知る由も無いが、ブラクラ目的で練り歩いてるのであれば、その人は相当の策士である。孔明の罠に違いない。

 我が国、日本では表現の自由が認められているので、どんな服装であろうが法に触れていなければ咎められる事は無い。なので、私如きがどうこう言える立場でもないし、一時の精神的安息の為に武力行使に出た末に人生を棒に振るのも嫌だ。彼女等にしても己を省みた末にそのジャンルに手を染めた………と、思われるので、例え見るに堪えられず引き金を引きたくなっても、世間の風と戦うが如く特殊な服装で身を包み、彼女達は街を闊歩しているのだから、それを踏まえて銃を降ろすのもまた勇気である。

 と、昼下がりの街中でふと横切った精神的ブラクラ世間と戦うオナゴを見て、そんな下らない思考が頭を過ぎって見たり。言論の自由だって認められてますので……と、都合良く自由に縋って締めとする。


似合う似合わないではなく何を着たいか今日の一言
「どの道まともな神経では着れんだろう」別に最近あった例の事件の事じゃ無いっすよ?