積み上げられたブツを少しずつ確実に解体せよ

 去年の末に借りたStains;Gateの存在を半ば忘れてしまい、知人からお叱りを受ける。うん……やっぱり借りたゲームから消化せんとな。

 とかいいつつも、DARKSIDERSやってたんですけどね。その甲斐あって終了しました。プレイ時間は大体19時間程度と、冗長になりがちな最近のゲームにしてはスッキリしてました。まぁ……アクションだしこのくらいで丁度良いと思うんですけどね。進むにつれて能力が解放されたり、アイテムが手に入ったりで今まで行けなかった場所に進めるようになったり、ダンジョン内で手に入れたアイテムを駆使して進んで行くゼルダ系の要素、魂(ゲーム内でいうところの金みたいなもん)集めて技を強化したり、アイテム買ったりしながら敵を斬りまくる鬼武者デビルメイクライの要素、2つの要素を上手く混ぜ込んだ感じといえば良いのかな。

 ストーリーは……海外版なので英語力に乏しい私の解釈ではかなりテキトーではあるが


 黙示録の四騎士の一人Warは天界と魔界の戦争の均衡とルールを保つ役目を負った騎士である。が、なんだか予定よりも早く黙示録が勃発してしまい、不完全な状態で封印を解かれたWarは、均衡とかルールとかクソ喰らえと言わんばかりにドンパチやらかす天界軍と魔界軍に割って入る。取り敢えず天界軍の偉い人Abbadonに「ちょwwwお前等気が早いなんてレベルじゃねぇぞwwww」と突っ込みを入れようとしたが、The DestroyerとかいうゴツいのにAbbadonは殺されてしまい、Warも「完全体なら貴様などにっ」とは言っていないが力不足で返り討ちの憂き目に遭い死亡。

 死後、天魔の調停を司る勢力Charred Councilに早過ぎる黙示録を止められなかった件の責を問われるが「もう一回チャンスをくれ」と頼み込み、監視役付きでどうにかチャンスを得る。地上に戻ったがあれから100年が経過しており、人類終了後に残された荒野と廃墟には人類の成れの果てが徘徊していた。

 ダンジョンは一度入ると結構長いがリスタート位置の制限はあるものの、いつでもセーブ可能なのでそこまで気にはならない。ボス戦もゴリ押しは出来ないものの、攻略方法が解ればそんなに苦労もしなかったし、ラスボスに至ってはそれなりに強化して、各所に散らばっているAbyssalArmorを全て集めていれば余裕。意地の悪い初見殺しも殆ど無い辺り、謎解きにウェイトを置いているのだろう。武器も最初は剣だけなのだが、サイズ(鎌)、殴り(ガントレット)、手裏剣、ピストルなどが追加されるのだが、近接に関しては剣があれば他は特に必要の無い空気っぷりや、ピストルの存在感の無さが少々残念なところ。

 かといって、アクションがヘボいかといえばそうでもない。あらゆるモーションに割り込み可能なダッシュや、直前ガードで発動するブロックカウンター、斬撃に浮かしに空中コンボ、瀕死の敵をボタン一つでトドメを刺す処刑、と操作の組み合わせは多彩なものである。処刑は瀕死状態になった時に敵の頭上にアイコン表示されるので、接近してボタン押せばトドメファイナルである。敵によってモーションが用意されており、羽を引き千切った後に腹を刺す、両足を切断して宙に浮いている胴体を両断する、心臓が破裂するまでマウントパンチとか……結構バイオレンスですね。それでも日本語版はCERO:Dな辺り、人外だからおkと言ったところなのでしょう。

 海外でも評価はそこそこ高いものの、案の定時のオカリナゴッドオブウォーのオマージュという評価らしいです。まぁ然もありなん。前述したように日本語ローカライズも既に決定しており(パブリッシャーはコナミ)、それを知っていれば格好つけて海外版なんて買わなかったのに……という後悔も無くは無いが、ゲームとしては面白かったですよ。脳内ストーリーがかなりインチキだけど。英語の出来る人でなければ素直に3月まで待った方が良いかもしれません。


買う前にローカライズされるかどうかの確認はしないといけない今日の一言
「でもスクエニバンナムだけは勘弁なw」前者は翻訳がポンチ過ぎて、後者は理不尽なDLCで金せびる……どっちもろくでなしだ